建物・建築調査、中古住宅調査、耐震診断　家を買う前に読むブログ【大阪神戸京都奈良和歌山】

連休の間に吹田にあるエキスポランドのジェットコースターで大きな事故がありました。
ちょうど連休前にエキスポランドの外周道路を通った時に、事故を起こしたジェットコースターを
見ていました。

テレビの報道の中で、「ジェットコースターは建築基準法の管轄である・・・」という話が出て、解説者達が「なんで・・？」みたいな話をしていました。

私は仕事上、確認検査機関にいたので、このような「遊戯機」が建築基準法の管轄で、出来上がった時には「完了検査」を行うことを知っていました。　ただ、民間確認機関では確認申請や完了検査を行うことはないようで、ほとんどが行政が窓口になり、これらの手続きを行っているようです。

どうして民間確認機関が遊戯機械を扱わないか聞いたところ「責任が重過ぎる」「検査するのが怖い」
と言う返事が返ってきたのを覚えています。

それで、行政が行っているようですが、完了検査では乗って検査するのが怖いので、人間の代りに重りをシートに載せて、行っているようです。　でも、その重りも途中で落下したり。。。ということがあり、とても出来上がったばかりの遊戯機械には乗れる気分ではないそうです。

今回の事故原因は金属疲労が要因としてあると言われていますが、金属疲労は目視や打診だけでは見つけることが難しいと言われています。　定期的な主要部品の交換や、精密検査を義務付けて、再び同じような事故が起こらないようにして欲しいものです。