建築相談 家の揺れ
住宅相談を行っていると家の揺れに関する相談が実に多い。
「家が壊れるぐらい揺れて心配だ。」「揺れが大きくて夜熟睡できない。」など、様々な相談がやってきます。
相談に来る方の情報を整理してみると、
そのほとんどが鉄骨3階建て住宅であることに気付きました。
揺れる時の症状としては、近くの道路を車が走ると揺れる、子供が走り回ると揺れる・・など、これも様々ですね。
しかし、私達建築専門家からすると「
鉄骨の家は揺れる。」と言うのは常識的な考え方です。
当然、揺れる度合いには限度はありますよ。
そのような鉄骨住宅の特性も原因としてあるのですが、地盤の影響による場合もあります。
いろいろ相談の中で、もうひとつ相談者に多い特徴は、鉄骨住宅に住む前は「マンションに住んでいた。」と言う事です。 重量が大きく、杭などの上に建築されているマンションは揺れることはほとんど無いですよね。
で、鉄骨3階建ての住宅に移り住んだとたん、その揺れに驚くのです。
中には「怖くて3階には住めなくなった。」と言う方もおられます。
せっかくの新築住宅、住んでからこのような事態とならないように、工法による特徴を充分理解した上で、建築工事を依頼してください。
地盤が原因の場合もあるので、当然、地盤調査は必須事項です!!
家を建てようとしてる方は、まず工務店以外の専門家に相談してくださいね。
工務店の方は、自分の会社の施工方法を高く評価する傾向があるので、参考にならない場合もありますよ。
鉄骨3階建て住宅の骨組みの写真です。
骨組みを作ってから、天井、床、壁をつくります。
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